アトミック・トレイン

で、日曜日の朝は何故か『仮面ライダークウガ』をみていたりするんだな。いやはや。
『凍える牙』を読む。乃南アサは実は守備範囲になくて『幸福な朝食』すら読んだことはないのだが、文庫落ちしていたがゆえ。一読、『都市のトパーズ』と宮部みゆきの諸作を想起したくらいで、感心も今ひとつといったところなのだが、ううむ、これが直木賞か、人間が書けているということなのか。いや、悪いというわけではないんだけど。
日曜洋画劇場で『アトミック・トレイン』。近く「完全版」とやらのビデオが発売されるというテレビ映画なのだが、題材は全く異なるにせよ、ノリときたらあの『アステロイド』と同じ。どうやら米国には斯くの如く奇天烈で理不尽なパニック映画の伝統があるらしいが、もう無理矢理、とりあえず話を盛り上げようというこの精神に見習うべきは多いだろう。対象年齢は『仮面ライダークウガ』と同程度しか期待できないとはいえ。
で、来週の日曜洋画劇場は『ポセイドン・アドベンチャー』、翌週が『ザ・グリード』だとか。歪んだユーモアの持ち主が企画したとしか思えん。