エンディアランス号漂流

曇天に雨模様とはいえ、暑くなってきたので『エンディアランス号漂流』を読み始める。南極遭難のノンフィクションであるからには、もちろんそのような配慮も必要なのである。小説で云えば『女王陛下のユリシーズ号』を冬の最中に読むと身につまされてページが進まなくなるというようなものであり、一言で云えば、惰弱なのである。