『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』を観る。ギリシャ神話の神々が何となくコミュニティを継続しているらしく、ときおり人界に姿をあらわし、ついでにクリーチャーもあらわれたりする現代。ぱっとしない日常を送っている高校生パーシー=ジャクソンは実は半神半人であって父はポセイドンであることが判明し、神々の争いに巻き込まれていく。母がロクデナシの義父と暮らしていたのもパーシーを守るためだったのである。
親の因縁が子に降り掛かり、神々の子供たちが訓練所に集められていたりする物語の構造はハリー・ポッターをなぞるもので、最近のジュブナイルではよく見るパターンであり、案の定、原作の小説はベストセラーとなっているみたいだけれど、もちろん未読。そもそも監督のクリス=コロンバスはハリー・ポッターの製作を手がけており、明確に二匹目のドジョウというわけである。
そもそもそういうものだとすれば特に可もなく不可もなく、見どころも特にないの感じだけれど、ジャンル的にはそこそこの出来で既に二作目まであるみたい。