虚報

どうみてもコケにされているロシアとの首脳会談を精一杯取り繕おうという報道はいったい、どこをみて何の仕事をしているのか。プーチンには任期の心配がないから交渉で不利というような記事をみていると、安倍政権継続へのコンディショニングかと呆れ返る。交渉に負けているのは、それを行なっているのが阿呆だからという以外の理由がないのは明らかだ。
一方、福島で2年間、漏れ続けていた高濃度の汚染水を「影響はないとのことです」で済ますNHKニュースの政府広報ぶりにも、いよいよ独裁国家の風格が出てきた。

MX Ergo

エルゴノミクスマウスを物色した挙げ句、これまで本格的に使ったことのなかったトラックボールマウスに行き着いて、このところロジクールのMX Ergoを使っている。なぜ、トラックボールを使い始めたのかと問われても、体験としての目新しさに惹かれたという以上の理由はないのだけれど、使ってみれば案外、手に馴染んで、もう予備のマウスはいらないんじゃないかと思っている。

あと付けで考えてみれば、カーソルの移動動作のようなスケールの動きは腕よりも指の得意とするところであり、この快適さにも本質的な理由があるのではないかと思うのである。いや、悪くない。

本寸法

引き続きAppleMusicを重宝しているのだけれど最近、古典落語の音源がそれなりに存在するのに気づいて時々、聴いている。ヴォーカルという分類が付いていたりするけれど、あながち外れてもいないわけである。

社会貢献

CCCがTポイントにかかわる情報を捜査令状なしで警察に提供していた件について、「弊社の保有する個人情報は年々拡大し、社会的情報インフラとしての価値も高まってきた」ことから「社会貢献目的」で捜査機関に情報を提供し、今後は個人情報保護方針を改訂して明示的にこれを提供するというリリースを出していて、まず、これまでTポイントにかかわることを頑なに拒んできた自分を褒めてやりたい。
そもそもリリースに書かれていることの理路がわからないのだけれど、特有の独善性だけは感じることができるので、この組織は狂人が経営しているのではあるまいかと思ったことである。

いだてん 第3話

『いだてん』の第3話を観る。第1話の複雑な構成でいきなり振り落とされた視聴者もいるのではないかと思うし、実は家庭内での『いだてん』人気もあまり高くないのだけれど、それをいうなら『木更津キャッツアイ』の第1話があまり面白くないのと同じ道理で、まずこのあたりで立体的になる仕掛け。面白い。
早くも低視聴率と書き立てるヨタ記事も出ているけれど、そんなことはどうでもいいということで全く問題ない。

BetterTouchTool

パソコンはあまりカスタマイズしないで使うことを信条としているので、Macでは神アプリと言われるBetterTouchToolも利用したことはなかったのだけれど、坊やがファミリー共有でBetterSnapToolを購入したというので、これを導入してみる。BetterTouchTool自体はAppStoreの規約に合わず追放されてしまったのだけれど、BetterSnapToolのユーザーは漏れなくBetterTouchToolのライセンスが付与される仕掛けで、これを直接買うよりも値段も圧倒的に安いという不思議な仕組みであるからには。
使ってみると異様なほど細かい設定が出来るみたいなのだけれど、予想通りかえって途方にくれる感じ。だがしかし、マウスのクリックをタップで済ませる設定が出来るのは優秀で、TrackPadと同様、クリック時に無音となったのは非常にありがたい。とりあえずそれだけ設定して満足している。

クロース

『クロース』を観る。遺産相続をめぐりトラブルに巻き込まれた娘のボディガードとして雇われる傭兵をノオミ=ラパスが演じて、モロッコを舞台にした逃亡劇が描かれている。大作というほど手の込んだものではないけれど、Netflixオリジナルなのでそれなりの雰囲気の作品にはなっている。だがしかし、結末はいったいどうしたのだろうという落着で、話としては何だか煮え切れない。勧善懲悪がいいというつもりはないが、物語的な和解にはそれなりの手続きが必要だと思うのである。