2月の唐突な終わり方がそうさせるのかもしれないが、このあたりではいつも今年も残り10ヶ月と年末までの距離を再確認しているような気がする。何しろ、もう1/6が過ぎてしまっているのだ。
Month: February 2019
黙示録
インドとパキスタンの紛争が第3次世界大戦のきっかけになるというのはひと頃のフィクションの定番といってよい設定だけど、偶発核戦争はだいたいこんな風に始まるのではないかという先人の想像力をなぞる展開で現実のニュースが進展しているので、少し怖くなっている。
無論のこと、無数の小競り合いのひとつに過ぎないという見方はあるにして、あらゆる大戦争は小競り合いから始まるものだし、トランプ政権のポンペオ国務長官が双方に自制を求めたなどとは悪い冗談にしか聞こえない。
ザ・フォーリナー
ジャッキー=チェンがIRA急進派の爆弾テロで娘を殺され復讐に向かう元特殊部隊員を演じるという、ちょっと興味をひく設定のアクションで、敵役がピアース=ブロスナンというそれなりのキャスティングもあるのに、2017年の製作から2年近く経ってようやく本邦での公開が決まったという『ザ・フォーリナー』 のトレーラーをみて俄然、興味が高まっている。能面のような顔をした中国人が敵を血祭りに上げていくという不気味さは、それが陽気なジャッキーであれば2割増しに怖い按配で、それゆえ公開が遅れたという可能性もあるにして、ちょっと面白そうである。
馬齢
引き続き『面白南極料理人』を楽しみにしているのだけれど、今回のエピソードを笑いながらみていると、マキタスポーツ演じるドック松山の46 歳の誕生日というセリフがあってビビる。こちらも歳をとったが、いくらなんでもマキタスポーツより歳上ということはないだろうと。だがしかし、調べると実年齢でもこちらはわずかに歳上で、どうやらその差は永遠に縮まることがないみたい。いやはや。
一択
愚劣な妨害を画策した挙句の住民投票のこの結果を、政権が素直に受け入れるとも思われないにして、無論のこと、こうした文脈の積み重ねと具体的な投票行動のほか圧倒的に愚劣な政治を変えていく道はない。
別エンディング
『アイ・アム・レジェンド』の別エンディング版がプライムビデオに来ていたので、これを観る。公開版はスクリーンテストの結果、結末が差し替えられたという話なので、これがオリジナルといってもいいみたい。結局、何がテストのレーティングを落としていたかといえば、主人公が自らの過ちに気づいて謝罪する流れということなのだが、謝らないように作り直した結果、話の辻褄が合わなくなっても構わないという判断がされたとあっては、ナイトシーカーと理解し合うことができずに爆死を選ぶほかない人間の愚かさに一層の奥行きが加わるというものである。
Assume Form
ジェイムス=ブレイクが好きである。最新のアルバムも変わらずよく、きもち華やかさと奥行きの増したイメージで、ポップに行ってしまいそうな雰囲気を感じつつ繰り返し聴いている。