『ファウンデーション』を観る。帝国の落日の日々とターミナスのアウトポストとしての黎明を語る第3話は、この映像化をわざわざ観ようという向きが満足できるレベルに作り込まれていて、特に前半の帝国の代替わりの叙景的展開は素晴らしい。ブラザー・ダスクとデイが時間経過に従って入れ替わったりもするので、映像としてはかえって難解で、原作を知らなければ何のことやらという感じなるかも知れないことを引き続き心配してはいるものの。
この日、新しい政権の執行体制が徐々に明らかになっているけれど、どう並べ替えても別に新しい絵柄が浮かび上がってくるわけではないというのは明らかで、腐っているものは腐っているのである。わかっていたことではあるけれど、かえって、やはりどこをとっても駄目ということが再確認される事態となっている。いやはや。