その後のニュースによると1号機の格納容器の圧力は大気圧と同程度となっているそうである。つまり、おそらくさきの地震の影響で水と窒素の両方が漏れている状態で、その箇所を特定する術はなく、近隣で放射能の影響は確認できていないが、沖合の試験操業ではクロソイから基準の5倍の放射性セシウムが検出されたというのが今の景色ということになる。2019年に同じくセシウムが検出されたコモンカスベは1.6倍で、エイ類は蓄積された影響を比較的に受けやすいのではないかと思うので、今回のクロソイは正しく異常を伝えているという気がする。
そして格納容器における水素爆発の可能性だ。現在の発電所敷地の状況を伝える声がないのが不思議なのだけれど、オリンピックは原発事故の影響によって中止となるのではあるまいか。