当地は紅葉の見ごろで県外からの車も多いのだが、この人たちは期日前投票を済ませてきたのだろうかと思いつつ投票に出かける。選挙期間の短縮だけでなく、投票所の数の削減や投票時間の繰り上げはコツコツと行われていて、実はいっぱしのボーターサプレッションにも余念のない本邦のイマココ。気がついた時には手遅れというのは歴史の教えるところである。
20時過ぎの雰囲気だとちょっと微妙な流れで、関西を中心に維新の一人勝ちとなれば実質的にこの国の政治の劣化は加速するだろう。吉本興業と結託したメディアが局地的なファシズムを台頭させたことは当事者にとっては強烈な成功体験となり、自公維新の悪魔合体が当面のこの国の方向を決めることになる。だがしかし、投票行動は野党共闘の成果にもつながっており、雌伏して時の至るを待つ局面でもある。