そういえば『ヴィンチェンツォ』の最終話を早朝から観て全20話、途中1週の休みを挟んで11週にわたる視聴を終える。昏睡強盗のエピソード回収は結局なかったわけだが、最後は何となく『愛の不時着』の風味が加わっているような気がしなくもなく、何なら気球で逃亡して欲しいというこちらとは違うところに視聴者層の想定はあったということであろう。まぁ、そうだわな。
大阪大学の仲野先生が『今ここにある危機とぼくの好感度について』での研究不正の調査の描き方がアカンと怒っているのだけれど、どうも、権力の走狗たる公共放送に学究の聖域を揶揄されたと逆上しているようにしかみえない。自分はちゃんとやっているという限られた観測をもとに責任者出てこいとは随分、雑なクレームではないか。ともあれ、阪大総長を目指すのであれば、まずは『ワンダーウォール』を観るべきであろう。