日本のテレビドラマでゾンビを扱おうという英断はこれを支持しなければならないという気持ちはあるのだけれど、やはり最低限クリアして欲しい水準はあって、近作ではNetflixに『Sweet Home』という終末ものもあったので、なおさら出来栄えが気になる。その『君と世界が終わる日に』のゾンビが地上波のゾンビ描写を大幅に更新したとかいう提灯記事を読んだのだが、それが褒め言葉だとすると基準がかなり低いのではなかろうか。Huluとのメディアミックスで10話が地上波、残りの6話がHuluというような構成になっているようなのだけれど、それもどうなんだと思わざるを得ない。
静岡で英国由来の変異株による市中感染が確認されたという発表がされたのだが、地理的にみて既に関東圏にはかなり浸透しているということになる。あしもとの行動変容と検査のレベルではこの後、何段階かの増加が観測されるということになるのではないだろうか。