新たな感染確認は前週比でゆうに2の平方根を超える増加をみせ、新型コロナウイルス対策ダッシュボードの病床使用率は真っ赤な日の丸の円グラフとなって104%を伝えるオリンピック開幕直前。この検査数でこの増加であれば、東京ではアウトブレイクが起きていると言ってもいいのではないか。陽性率は急速に上がって10%を越える。閉幕式の頃には3,000人の感染確認を数えることになるというのが半ば公式見解として示されたけれど、東京の数として控えめという点はおくとして、連休と夏休みによる地方への拡散はカウントされていないのである。
オリンピックの絡みでも引き続き感染は広がり、選手村から避難するチームまで出て、無論のことバブルなど存在しないことを満天下に知らしめる。中抜きと無責任の可視化が東京大会の唯一のレガシーとなるだろう。