倍加時間が1週間を切る状況であれば、すでに蔓延は起きているというべきで、いまさら蔓延防止等重点措置が事態を改善するとは思えない。全国でも2週間を切る状況で、年度替わりにあってどうやら事態は急速に悪化する変化点に来ている。一方、全国各地で聖火リレーが続き、誤ったメッセージが発信され続けているのも周知の通り。関西では半数以上が変異株に置き換わっている新規感染が、従来と同じイメージで減少していくことはないだろう。
この期に及んで、大阪駅では東京からの乗客が発熱していないかサーモグラフィーで調べるというパフォーマンスに市の職員が投入されているという話で、行政の無駄というならこれほど適切な用例はなく、科学の軽視とポピュリズムによってこの国は滅ぶであろう。