地元のCOVID-19感染状況はかなり深刻なことになっていて、人口5万人の茅野市で10万人あたりに引き直すと最近の感染は120人を越える勢いなので、あの大阪の状況を上回る。既に感染確認の出ている学校も濃厚接触者が確認できなかったという理由で休校になっていないというのだが、これまでの緩い定義と手ぬるい検査の対応では変異株が熾火のように残り、どこかで燃え広がることになるだろう。ウイルスを有耶無耶にやり過ごすことはできないということは、過去1年で学んでいなければいけないはずである。
大阪が非常事態宣言の発出を政府に要請するという状況で、政府が確保したというワクチンも会談の文脈を読めばどうやらただの強弁でしかない。自民党は高齢者のワクチン接種すら年内に終わらない可能性があると言い始め、こともあろうに医療機関の協力が足らないなどと不遜な物言いだから、国民はそろそろ怒ってもいいのではないか。ワクチンがないのにワクチン接種を呼びかける電通製のCMが繰り返し流される空虚がこの国の現在地なのである。