クワイエット・プレイス 破られた沈黙

『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』を観る。冒頭、地球外の怪物が到来する以前のシーンにはジョン=クラシンスキーが登場し、実生活でもパートナーであるエミリー=ブラントと夫婦の日常が描かれるが、終末は速やかに到来してタイトルのあとは前作から地続きのサバイバルとなる。原題は『A Quiet Place: Part II』で、きちんとした続編なのである。

久しぶりにキリアン=マーフィーをみた気がするけれど、年なりの貫禄がついて以前とは雰囲気がちょっと違うみたい。何しろ見慣れない髭面だ。

それはともかく、SFというよりはホラーとして秀逸な設定で97分のコンパクトな尺にいろんな危機が用意されていて、ジョン=クラシンスキー監督の演出はキレがあり見応えがある。アボット家の子供たちが事実上の主演で、その熱演は素晴らしく、ひょっとすると『PART III』に続く。