少しずつ読むつもりだった『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は上巻後半からの展開が面白過ぎて結局、年明けと同時くらいに読み終えてしまう。アンディ=ウィアーは天才であろう。『火星の人』を楽しめるひとには全力でおすすめできる内容だが、いかなる情報も入れずに読んだ方が絶対にいい。Hail Mary passがアメリカンフットボールでは試合の最後に投じる苦し紛れのパスであるということを初めて知ったのだけれど、この小説自体は極めて大きなスケールで細部まで周到に組み上げられたもので、その構想に感心しきり。
COVID-19の感染確認は全国で再び拡大に転じ、休日効果も関係なしにコンスタントに増加が積み上がる局面に来ている。すでにオミクロン株は主要都市には広がっていると考えられるが、遅行する入院者数などの顕著な増加はまだ見られない時間帯にあり、火の手と映るのは休み明けからしばらく経ってということになるだろう。