ミステリと言う勿れ

『ミステリと言う勿れ』を観る。『ゴシップ』の初回でフジテレビドラマもどうなのかと思ったばかりだし、いわゆる月9であればなおのことという先入観もあったのだけれど、これはなかなか面白い。初回はストーリーもセリフも田村由美の原作マンガそのままという印象だけれど、大仰な演出とBGMで濃い味付けをして、菅田将暉が菅田将暉が演じる久能整というよりは久能整を演じる菅田将暉になっているあたりが案外いい。伊藤沙莉と尾上松也もキャラクターを随分と立体的にしていて、遠藤憲一を使った役回りも効果的なので、ドラマ化そのものの意味合いがあるというものである。

日本テレビが土曜日の21時からやっていた漫画原作のドラマのような印象があって、意外な気もするけれど、世の中も知らない間にだいぶ変わっているのであろう。

この日、新たな感染確認は東京で2,000人を越え、長野でも過去最高を記録する。