後れ馳せながらNetflixで『二十五、二十一』を観始めている。韓国のIMF危機といえばリアルタイムで見知った歴史的事件ではあるけれど、もう20年以上前の話と思えば時の経つのはあまりにも速い。社会的にも大きな傷跡を残したこの経済危機は、無論のこと、さまざまな物語の題材になっているはずだけれど、キム=テリを主演にしたこのドラマでの扱い方には韓国ドラマの成熟を感じる。歴史の修正にならないように近代を描くというのは、なかなか骨の折れることではないかと思うのである。
ウクライナ危機もあってCOVID-19の報道は何となく影が薄くなってきているけれど、この数日が再び感染の拡大に向かう転換点になっていくのではないかという感じがしている。
一方、ウクライナの情勢はポーランドを訪問しているバイデン大統領がPutin cannot remain in power.という踏み込んだ発言をして、ホワイトハウスが軌道修正を行う事態となっている。妙手とはいえないこうした積み重ねの果て、どのような回避不能事態が出来するか予想がつかない。