名探偵ステイホームズ

『名探偵ステイホームズ』を観る。リモートワークに慣れた揚げ句に失職した引きこもり探偵が『search』みたいにPCの画面の中で事件を解決していくという設定は悪くないのだが、ストーリーはやや子供向け。前編のPOVパートから怪しい感じはあったのだが、結末あたりはいろいろ投げてしまった感じがなくもない。もう少しシリアスに寄せてあれば、それなりに見応えのあるものとなっていた気がしなくもないのだが、どういう層を狙ったドラマなのであろうか。タイトルが秀逸であるだけに残念だと思うのである。

この日、新たな変異を重ねたオミクロンXEが国内で確認される。感染力の高いものが勢力を拡大する道理に従って、この株がやがて主流となる未来も有り得る。ブースター接種の進展によって集団としての免疫はやや高く保たれている現在がベストコンディションだとすれば、第7波はさらに驚くような規模の感染を確認することになる可能性もある。だとしても、現在の空気からして、この国が積極的な感染抑制策を再開するのはだいぶ先のことになるに違いない。しかし、そのことはもちろんウイルスの病原性の低さを保証するわけではないのである。