この日、国内のCOVID-19対策は事業所での濃厚接触者特定を放棄して、高齢者施設などに限定する方針が示される。オミクロン株の潜伏期間の短さから、かねてこれを主張する一派があったとして、その実態は「コロナは風邪」として経済活動の強行を主張する者に重なるから、特に科学的な知見にもとづく決定でもなさそうだ。
いわゆるマンボウを打ち切ったこの地では以降、新規感染も増加に転じているのだが、21日に全国でまん延防止等重点措置が解除されれば、その後はよくわからないまま再拡大に向かうことになる。いくつかの国で実際に起きている流れの通り。その是非は時間が判定することになるだろうが、さしあたり病院の関係者が気の毒でならない。