フランスの大統領選挙は直近の予想通り現職と極右の決選投票にすすむ。そのなかでは左派の退潮が明らかになったといわれているけれど、ヨーロッパで戦争をやっているさなか、フランスに権威主義的でプーチンに共鳴する極右政権が誕生するとどうなるのか、思考実験としては面白いが、実際となれば面白いどころではすまないだろう。歴史はあらゆる可能性を試そうとするが、その複雑さを完全に理解することはできない。
アメリカの消費者物価は40年ぶりに8.5%という大幅な上昇をみる。これは明らかに悪性のインフレで、もちろんその影響は広範に及ぶことになる。自然界に目を転じると、アメリカで大規模なハリケーンが日常化しつつある気候変動の動きは明確として、日本では福島沖に加え、石川・能登の地震活動が活発化していると注意が呼びかけられる。
そんな4月。