Apple SiliconのMacでRosetta2を導入せずに、つまりIntel用のバイナリを使うことなく運用するという流派があって、そのこと自体にはミニマリストとしてのライフスタイル上の信条くらいの意味しかないとは思うのだけれど、このところUniversal対応するアプリが増えてきていることもあって、今さらRosetta2を導入するのが悔しくなっている。まぁ、そういう質である。
Microsoft 365を運用しているので、OneDriveアプリのネイティブ化が残された課題だったのだけれど、3月の初めにネイティブ対応が発表され、ネットニュースでもその報が幾つも流れ、しかしAppStoreで降りてくる新しいバージョンは相変わらずIntel版というおかしな状況が続いている。比較的にシェアが低いのか、日本語ではそれに言及する情報は見当たらないのだけれど、Microsoftの開発者ブログには批判のコメントがいくつも投稿されていて、しかしレスポンスが特にないので、結局はよくわからないことになっている。
Microsoft.comでOneDrive for Macを検索してもIntelのものしかダウンロードできない状況で、開発者ブログに参照されているページからのみApple Silicon用のアプリが入手できる状態のようなのだけれど、これは公式リリースと言えるのであろうか。
そう思いながらインストールしたのだけれど、特に不具合もなく動いているので、しばらくするとAppStoreもUniversalに切り替わるのであろう。微妙に大企業の宿痾が感じられる話だが、最近のMicrosoftは頑張っていると思うし、多くの人は気にもしない話に違いない。