不作為

国民を何度となくCOVID-19に罹患させようというスタイルに舵を切り、結果として2022年の超過死亡は前年の5万人を大きく上回って17万人くらいになったようである。コロナに直接関連づけられる死者としては、そもそも感染者の多い大阪、札幌などで死亡率が高い傾向にあることがわかっている。

結局のところ、医療サービスに辿り着けるかどうかが死亡率そのものを決めることになるが、5類への移行によってその可能性は劇的に狭まり、人口あたりの死者はほとんどアメリカと同じ状況が現出する。かの国にしたところで何もしないということはないのだが、積極的に何もしないというのがこの国で、見て見ぬふりという伝統的な所作をまたしても発動しようというわけである。