久しぶりに松本の街まで出たので、丸善に立ち寄って近刊の様子をみる。もしかしたらコロナぶりという感じなのだが、街中の様子はそれほど変わった印象もなく、めぼしい書店がひとつずつ別の店に変わっていくというのも、まぁ、以前からの傾向なのである。最後の砦という趣の丸善だが、その退潮は店内の雰囲気に滲んでいると思えなくもない。本がみっしりと存在しているという空気がなく、何となく他の商材に侵食されていると感じてしまうのはどうしたことか。いや、この店頭を支えていない自覚はあるので、言えた義理ではないのだけれど。
これまた久しぶりにワインを数本空けるコース料理の飲み会。謝恩会と称する送別会なのだが、何もかもが美味い。