第弐位相

伊藤計劃が亡くなってからもう15年近く経つと思えば愕然とせざるを得ないが、はてなブログに残っているブログ「第弐位相」は今でも時々、目を通すことがある。テンプレートの更新で微妙に見た目が変わったりするのだけれど、このデジタルデータが今も残って、コメントを書き込む読者がいることには何がしかの意味があると思う。

Twitterでは30日ログインのない休眠アカウントを削除するという話がまたぞろ出てきて、イーロン=マスクの乱心は今さら驚きもしないけれど、媒体としての価値を自ら毀損する継続的な取り組みには、むしろ感心する。かつて記された数多の短信の消滅によって得られるものは何か。