雪は夜のうちにやむ。この地域には雪掻きの割り当てがあるのだが、学校の周りの通路を午前6時から30分ほど除雪して、久しぶりに汗をかく。いわゆる出払いで動員があったのは3年ぶりくらいではなかろうか。このたびは軽い雪質で、難儀というほどのものではなく。
政治がとても国益に資するとは思えないことを、ほとんど根拠もなく行おうとする事例には事欠かないが、パンデミック下での脱マスクの動きは不可解で非人道的ですらあると憤慨している。同じ日、地震で大きな被害を受けているシリアが、レバノンの救助隊を国境で追い返した話を聞く。権力の道理からの逸脱は、こうした振る舞いと地続きにあって、苦しむのはいつも市井の人である。