『1秒先の彼』を観る。2020年の台湾映画『1秒先の彼女』の本邦リメイク。岡田将生がシャオチー、清原果耶がグアタイの役回り。舞台を京都に移し、主人公の男女を入れ替えて、宮藤官九郎が脚本を書いている。とはいえ、ストーリーやアイディアは、かなり忠実にオリジナルをなぞっている感じ。苗字の画数が、わかりやすく状況を説明するあたりはさすがの印象はある。主題歌は幾田りら。
キャスティングそのものは悪くないとして、どうして男女の設定の入れ替えが必要だったのかと考えれば、俳優の個性を踏まえた結果だと見えなくもなく、結果としてもとの映画にあったキャラクターのエキセントリックな部分はやや薄まっている様子。そう考えると、何故リメイクが必要なのかという気がしなくもない。