で、『あと3回、君に会える』の対面のストーリーとなる『君と会えた10+3回』を観る。『硫黄島からの手紙』と『父親たちの星条旗』みたいな2部作では全くなく、オンエアの『あと3回、君に会える』の大部分を流用したうえで、眞栄田郷敦視点のエピソードを多少、盛り込んだという感じなので、過剰な期待は禁物だけれど、塚本高史と酒井若菜のエピソードが語られて、本編の謎を解明する役割は担っている。配信用にこういうコンテンツを準備する手法は少し前からあるけれど、まぁ、そういう類のものである。
この日、ガザの病院が戦闘の前線になっている恐ろしい事態が伝えられる。イスラエルのネタニヤフ政権は強硬姿勢を崩さず、一方で人質交渉の可能性を黙殺した可能性が指摘されている。サウジアラビアとイランの会談が行われ、サウジアラビアとイスラエルの関係修復を覆そうという勢力にとっては全て狙い通りという展開が続いている。イスラエルの極右政権にとってはそのことすら眼中になく、狂人理論を超え狂人そのものの振る舞いが続く。