数ヶ月前にearly accessに申し込んでおいたTanaの招待が届いたので早速、登録して試してみる。Workflowyのように軽快なアウトライナーと、タグを使ってデータベース化できるNotionぽさの融合がどうやら特徴で、Webアプリでありながらとにかくキビキビ動くのには感心する。このスピードを実現するためにかなりの作り込みがされているはずで、高機能でありながら、シンプルさを身上とするWorkflowyにも負けていない。モバイルアプリどころか、iPadOS上のSafariにも対応していない様子なので、まだまだこれからには違いないが、基本性能を作り込もうという姿勢は評価できる。
サービスとしては、Roamユーザーからの移行を想定しているようだけれど、Roam Research自体は近頃、ユーザーベースをうまく伸ばせていないのではなかろうか。Roamで新鮮だったTodayを入り口にしたワークフローは、Tanaにも採用されていて、最近のノートアプリでは定番といってもいい仕様となり、そのTanaはTagに属性をつけることができるというのがアイデアの中核だと思うけれど、Heptabaseで早速、似たような機能を実装していて、メモアプリの下剋上はかなり激しいことになっている。