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東京都知事選に史上最多の候補者が名乗りを上げ、56人が立候補したということが話題になっている。そもそも選挙ポスターの掲示板は48人の枠を準備していて、それを上回るということなのだけれど、48人もの想定があったということ自体は、都知事選が泡沫候補の晴れの舞台でもあった歴史を踏まえていて、YouTubeやXが愚行を収益に変える仕組みを提供していることが拍車をかけているということだろう。それぞれの花ありて野は楽しと言ってばかりもいられない感じで、とにかくこの臭気は耐え難い。そして悪貨が良貨を駆逐するが如く、選挙そのものが茶番となるとすれば、荒廃は必ず災厄を招くことであろう。