『ヘレディタリー/継承』を観る。トニ=コレットが神経質な雰囲気に入った役柄には独特のテンションがあるけれど、その緊張感は最後まで高まる一方。アリ=アスター監督の長編デビュー作で、『ミッドサマー』に直結するような狂気はここにも描かれている。いやもう、これは嫌な感じ。独特の雰囲気のあるミリー=シャピロが演じるチャーリーと、その陰惨な末路は夢にさえ出てくるであろう。この種のホラーを遡ると『ウィッカーマン』あたりは同じ系統にありそうだけれど、比較的に支持を得ることができたというのが大きく異なる点かもしれない。
この日、米軍はガザに食料を投下する作戦を開始する。即時停戦の決議に反対しつつ、それを必要としている人々の数に比べれば微々たる物量の支援であれば、政治的デモンストレーションに過ぎないと批判されても仕方あるまい。バイデン政権はますます支持を失い、トランプの再来をもたらすことになってもおかしくない。