そういえば少し前に『貞子DX』を観たのである。鈴木光司の『リング』は30年以上前の作品だけれど、今回は呪いのビデオテープがインフラと社会状況の変化にどのように適応するかという趣向で、タイトルからしておかしみが漂う。基本的には気軽に観るジャンル映画という感じで、それぞれの花ありてこそ野は楽し。IQ200の天才主人公という安直な設定に和む。
この日、イスラエルが行ったイランへの報復攻撃が報じられる。イラン側が被害は一切なかったとしたことで、この連鎖を断ち切る姿勢を見せていることにはなっているけれど、そもそも直接攻撃を相互に行っているのだから、半ば戦争状態にあるのは間違いない。世界は大規模な戦争の瀬戸際にある。