ハピネス 『ハピネス』を観る。コロナを経験した後の韓国、摂取すると人間がゾンビ化する薬剤が流通し、格闘の果て感染を疑われた警官は隔離されてしまう。パンデミックと感染症対策の雰囲気がうまく使われていて、さすがスタジオドラゴンというクオリティだし、ゾンビ映画の作法を弁えた演出もうまい。2021年の段階でこういう話が出てくるスピード感とバイタリティは大したものである。しかし、年嵩の役者に高校生を演じさせるシーンを入れなければいけないという決まりでもあるのだろうか。