ヴァチカンのエクソシスト

『ヴァチカンのエクソシスト』を観る。実在のエクソシストとその回顧録を題材にしているというわりにはファンタジー方向に話はすすみ、実録というにはだいぶ無理がある。似たような趣向ではアンソニー=ホプキンスの『ザ・ライト』があって、実をいうとあちらの方が好み。とはいえ、ラッセル=クロウの仕事ぶりは堂々としたもので、ひとりで話をひっぱっているようなところがあって、これは悪くない。他の登場人物の影か薄いということでもあるのだけれど、100分そこそこの尺なので、のんびり観る分にはちょうどいい感じ。

この日、日中の気温は10度を上回って春の陽気。週明けからは、しばらく雨が続くという予報で、2月の様子ではないのである。