『舟を編む』を観る。映画、アニメと映像化されてきた小説の改めてのドラマ化というのは、どんな感じかと思ったけれど、NHKらしい丁寧な映像と、凝った演出で、これはなかなかいい感じ。主人公を池田エライザとした視点の変更で、新たな位相を得た様子。脚本の蛭田直美が膨らませた物語は、かなり上等な創作になっている。野田洋次郎の馬締光也も、香具矢が三村里江というのも、絶妙なキャスティングではないか。早くも続きが楽しみになっている。
この日、火山噴火予知連は阿蘇と北海道の駒ヶ岳で火山活動の高まりがみられるという評価結果をまとめる。もちろん、それが大きな噴火につながるということがいえるものではないけれど、各地の地震がどうも不穏を感じさせる春。