『映像の世紀 バタフライエフェクト』の近作、『ロシア 暗殺と粛清』を観る。スターリンの時代、食料を隠した父親を官憲に売った少女の衝撃的な記録を予感として、ウクライナ侵攻のプロパガンダに動員されテレビで愛国心を煽る少女の空恐ろしい様子に歴史は収束していく。かつて彼の国に訪れたかも知れない自由の命運は、かくしてあっさりと幻のように潰えたのである。
この日、諏訪の最低気温は10度。体感的には既に5月くらいの陽気となり、どうやら季節は足早に夏へ向かう。四季とは。
『映像の世紀 バタフライエフェクト』の近作、『ロシア 暗殺と粛清』を観る。スターリンの時代、食料を隠した父親を官憲に売った少女の衝撃的な記録を予感として、ウクライナ侵攻のプロパガンダに動員されテレビで愛国心を煽る少女の空恐ろしい様子に歴史は収束していく。かつて彼の国に訪れたかも知れない自由の命運は、かくしてあっさりと幻のように潰えたのである。
この日、諏訪の最低気温は10度。体感的には既に5月くらいの陽気となり、どうやら季節は足早に夏へ向かう。四季とは。
『ロード・ハウス/孤独の街』を観る。1989年のパトリック=スウェイジ主演の映画のリメイクで、本作ではジェイク=ギレンホールが主人公のダルトンを演じているが、そもそも話の筋もだいぶ変わっているみたい。酒場の用心棒として雇われた流れものが、土地開発をめぐる地元のヤクザとの揉めごとに巻き込まれ、道理を正して去っていくというシンプルなストーリーでもちろん、こういうのは嫌いじゃないのである。ジェイク=ギレンホールの鍛え上げられた肉体と気合の入った格闘も大したものである。悪くない。
仕事でMacを使うとなると、地味に必要になるのがブラウザーのセレクターで、Windows中心の世界に適用する以上は特定のURLリンクから仮想環境のWindowsに飛べることが非常に便利だったりする。この完全なソリューションがVeljaで、例えばMac用のOutlookからのジャンプは須くWindowsのEdgeで開くというような設定ができて重宝している。無料のうえ、この手のユーティリティにしては珍しいと思うのだけれどAppStoreから導入してそのまま使える。優秀。
NHKのドラマがこのところのお気に入りなので、2013年の映画をあらためて観ている。10年前の映像ではあるけれど、やはり秀逸な邦画で、その佇まいはとてもいい。そしてNHKのドラマも、この世界観を素晴らしく豊かに再構築していることが知れて改めて感心する。まさに再構築という感じで、構成要素を疎かにしていない。こちらの映画はザ・ビギニングの位置付けというわけだ。
この間、言葉は知りたいものから、疎かに使うことで人を傷つけるものとなっているのだけれど、この描き方も意図的なものだと思うのである。
2日ばかり雨が降っていて、晴れとなったこの日は花粉の飛散が多くなると伝えられる。このところ免疫力の上がっている当方は、花粉症の悩みとは少し離れたところにいるのだけれど、なんとなく喉の奥がヒリヒリしているような気がしなくもない。こうした微妙な違和感はときどき、花粉に由来するものだったりする。いや、流行りの感染症を疑うべきなのか。
当地では、そのコロナの報告はトレンドとして減少方向にある一方、再びインフルエンザの流行が強まっているという。季節性というものが、やや従来のイメージからズレ始めている気がするのだが、これはいわゆる免疫負債によるものと片付けていいのか。何かが変化しているのではないかと思えてならない。
この日、ボルティモアでは湾にかかる橋に貨物船が接触し、その後、崩落するという事件が起きる。衝突があったとして、橋が崩れ落ちる映像は構造建築の力学的なバランスを改めて感じさせる間合いで、崩落は何かを思い出したように始まり、一連の不可逆的な動きとして記録されていてカタストロフィを感じさせる。突然、このようなことが起こることがあるのだ。
『舟を編む』の第6話を観る。物語はシリーズ構成上のヤマ場となり、辞書のデジタル化という今日的な課題に切り込んでいく。日常的には、ほとんど電子辞書を利用している身からすると、これはなかなか深刻なテーマなのである。紙の辞書が持つセレンディピティ効果を失いつつある自覚はある。そして、語釈の記録についての意義は間違いなくあるだろう。相変わらず、いい話なのである。