終末のフール Netflixの『終末のフール』を最後まで観る。もとより、避けられない破局をどのように迎えるかという原作なので明るくなりようもないのだけれど、韓国を舞台に翻案したこの作品は児童虐待やあらゆる種類の詐取、搾取が重要なプロットポイントとなっている。韓国の社会的な関心に寄せて編まれたストーリーで、キリスト教の存在感の大きさもそれゆえのものであるには違いない。悪くはないのだが、伊坂幸太郎っぽさは最小限という気がしなくもない。