『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』を観る。伊藤沙莉が歌舞伎町で店を経営する探偵という設定なのだけど、冒頭から謎の宇宙人が光を発し人体を蒸発させるシュールでサイケデリックな雰囲気。『発狂する唇』か『血を吸う宇宙』かと思ったけれど、それよりはキャラクターに関心を払っている様子はあって、であればこそ中途半端な感じがなくもない。新宿の異世界ぶりは微妙に後景に見える。マリコが活躍するという感じでもない、といような勿体なさがある。2人の監督の手によるいくつかのエピソードから全編が構成されているということだけれど、もしかするとそれに起因する印象かもしれない。
この日は夜移動して羽田空港前泊。