口訳 古事記

町田康の『口訳 古事記』をAudibleで聴いている。町田康の文体とリズムはオーディオブック向きではなかろうかという予感はあったけれど、『古事記』の内容と相俟って、これが無茶苦茶面白い。神代の物語はもともと支離滅裂に聞こえるところがあるけれど、ワレ、ヌシ、ヤツガレで語られるとそのおかしさがやたら際立つ。ナレーターがまたよくて、これは笑える。