街の上で

『アンメット』による杉咲花の評価急上昇と同時に、若葉竜也熱の到来というのがあって、なんとなく『街の上で』を観る。今さらながら、なぜ「街の上」なのかといえば「舞台の上」をそこに現出せしめようという意図なのだということに、姪に恋をした警察官のくだりで思い至る。この警官のセリフはほぼ同じ内容が劇中に2度あるのだけれど、それを受け取るものの文脈によって反応が全く異なるというのは、つまり舞台の上で繰り返し演じられる演劇と観客の関係を示しているのであろう。前回、この映画を観たときに、そう読み取ったのかは忘れてしまったけれど。

GoogleのAdvancedプログラムに2ヶ月のトライアルがあるというので、これに入ってGemini 1.5 Proを使ってみる。我々が検索を行うとき、カップラーメン1杯を作る電力が消費されるという話があったけれど、LLMというのはそれを大きく上回る浪費であるという気がしなくもない。