かぞかぞ

『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』を観ている。まだ、第3話くらい。岸田奈美のエッセイをもとにしたドラマ化で、細かいエピソードまでうまく再構成している印象の脚本で、生者と死者が交錯するマジックリアリズム的な話法にも唸る。まずキャスティングが素晴らしいのだが、主人公の河合優実だけでなく、実話のほうとうっすら被る感じながら分厚い演技巧者に支えられている安心感がまたいい。大九明子監督が脚本と演出の両方に入っていて、なるほどと思ったことである。

イランがこの週のうちにもイスラエルへの報復を開始するのではないかという観測が流れ、フランス、イギリスなどのヨーロッパ各国がイランに自制を求める声明を発表する。状況としてはイスラエルの自制がまず必要だったのだが、そうこう言ってられないくらい事態は緊迫しているということだろう。中東の戦争が近づいている。