バンド・オブ・ブラザース 第5話-第6話

『バンド・オブ・ブラザース』第五話『岐路』を観る。トム=ハンクスが監督をしている。かなり気負った演出だと思うのだが白々しいところがない。緊迫と静寂の間がよくて感心した。ラスト近く、バルジの戦いに突入していく第101空挺師団の後姿には、思わず居住まいを正して見入る。
という訳で、今回は続けて第六話『衛生兵』。衛生兵を中心に据えた展開そのものが、バストーニュの全周防御陣地を明確に説明していて、脚本の出来はいつもながらかなりのものである。話を重ねるごとテンションは落ちず、しかし確実に陰影は増しており、ウィンターズ大尉の苦悩は深く、実に大したものなのだ。