macOS 12 Montereyの配信が始まったのでこれを導入する。ソフトウェアアップデートでいったんアップデートしたあとの様子はBig Surとほぼ変わらず、バージョンナンバーを二度見したくらいだが、M1のMacではシステム環境設定のツールバーのメニューからiPhoneのような初期化ができるようになったので、これを試してみる。OSの更新にあたってはクリーンインストールを好む流派なのである。
確かにiPhoneやiPadみたいではあるものの、アクティベーションプロセスなどの差異はあって、微妙なリテラシーを要求される感じ。そもそもネットワークに接続できなければ詰む仕様ではあるのだけれど、USBのインストールメディアをつくるところから始めるものとは違ってエコシステムに組み込まれた印象はあり、OSのシステムレイヤーはまたひとつユーザーから覆い隠されたという感慨もなくはない。
ところで初期化したMontereyも表面的な進化の形跡はほぼ見られず、少し前に行われていたSafariのアップデートを除くとFaceTimeがちょっと変わっているくらいで、見た目の派手さがないのが好ましい印象のバージョンアップになっている。