NHKのニュースサイトを眺めていると、スズキさんの近影があったので、坂本龍一の自伝についてのその記事を読む。自伝の編集者こそ鈴木正文氏であり、もう74になろうかという歳だけれど『スズキさんの休息と遍歴』の時のイメージから、あまり変わっていないようである。いやはや、あれから30年以上が過ぎたのだ。
同じくニュースに、救急車の出動件数が去年を上回る過去最多ペースであるというものがあったのだけれど、12月に昭島市で17時間の連続勤務の果て、救急車の横転事故で隊員が怪我を負った事故をひきつつ、この出動回数増加の「詳しい原因は分かっていない」となっていて仰け反る。件の事故はコロナによる医療逼迫状況で起きたと考えていたのだが、この世界線ではCOVID-19は記憶からも抹消されてしまったということであろうか。このリアル『1984』状態はかなり怖い。