ラブ・アクシデント

『ラブ・アクシデント』を観る。のっけからベタな回想シーンがあったり、字幕が7カ国もついていたりして、どこか異国の雰囲気であり、”Passionada”という大層な題名がついているものの、舞台はマサチューセッツ。ポルトガル的な要素を省くといわゆるよくある話ということになる。特典映像には撮り直される前の結末が入っていて結構な尺が修正されていることがわかるが、やはり南欧的なオリジナルに比べ改変後の能天気さはハリウッドなのである。エミー=ロッサムが出演しているものの、みどころはほとんどない。