レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語

『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』を観る。建築と小道具と装束についてはひとかどの意匠ではないだろうか。かなり手が込んでおり楽しい。出てくる大人はおしなべて異常か愚鈍ということになっており、ジム=キャリーもメリル=ストリープも人外ともみえるキャラクタを楽しそうに演じている。観ているうち、疲れてくるほどだが、子供たちは聡明であり、寓意は判りやすいので、どうやら世にも不幸せという感じではない。