『ダイ・ハード4.0』を観る。20年経っても相変わらずの超人ぶりというのはお約束として、何しろ題材がサイバーテロなのでいわゆるハッカー風のコンピュータ画面が頻出し、コンソール好きにはたまらない。アクションもパルクールありカンフーありと気が利いているし、『ダイ・ハード』なら閉鎖状況でなくてはならんという偏狭な見解を持ち出さなくてもいいくらいの出来にはなっている。面白ければいいのである。ジャスティン=ロングを筆頭に脇役も旬なところが揃っているのだが、話は必要以上に輻輳しないし、悪党は常道を進むので、最終的にはかなり強引な展開ではあるものの楽しめる。