ドリームガールズ

Rose hip『ドリームガールズ』を観る。やはり現実のモデルを想起してしまうのである。奇妙にバランスが悪く、ジェニファー=ハドソンの映画にもビヨンセのそれにもなりきれていない。ディーナはダイアナ=ロスなら決してしなかったであろうことをして善人になり、それも取ってつけたような唐突さなので、まぁ、いろいろと配慮があるのだろうなという気がするのである。ステージはやけにモダンなのだが、甘いところの多い音楽も悪くないし、娯楽映画としてはよく出来ている。