いつか眠りにつく前に 『いつか眠りにつく前に』を観る。重量級の女優の共演である。メリル=ストリープが登場することもあってか『めぐりあう時間たち』を思い出したが、似たような趣はある。人生の黄昏に、分岐点となった一大事をふり返る建て付けとなっており、実力派の俳優陣による熱演が説得力を与えていることもあって思わず居住まいを正す良作。何より、いつか自分が死ぬときのことを考えさせずにはおかないという点で、力のある映画である。 共有:TwitterPrint