ザ・スナイパー

『ザ・スナイパー』を観る。ジョン=キューザックとモーガン=フリーマンが出ずっぱりで頑張っているわり、大作っぽいところがまるでない映画で、恐らく金もあまりかかっていない。細部に凝ったところがある脚本なのだが、かなり大味なところもまた。狙撃状況があったとして、それが本題ではないので、これまた罪深い邦題といえ、何だかいろんなところで失望を買いそうだと気の毒な感じ。紋切り型であることを除けば水準作と言えるのではないかと思うのである。