ビッグホワイト

『ビッグホワイト』を観る。何だか『ファーゴ』みたい。平凡な人間が平坦そのものの日常の中でしかし困窮から罪を犯す。死体の処理をめぐってブラックな笑いを誘おうという趣向だが、そもそもその魂胆が面白くない、というあたり。ノーザンカントリーものというジャンルがあるとすれば水準作ということだろうが、ロビン=ウィリアムズが演じると深刻すぎて笑えない素性のキャラクタにみえる。